貸倉庫における「現状回復」と「原状回復」違い

2020.07.01

貸倉庫を契約する際に契約書で必ず見かけるのが「原状回復」という言葉。
必ずという言葉を用いるほど「原状回復」の項目は契約書にほとんどあります。

ですが、パソコンやスマートフォンで「げんじょうかいふく」と打つと、「原状回復」と「現状回復」の2つがでてきます。
これらの違いはどういったものなのか。
今回は、「現状回復」と「原状回復」違いについて紹介させて頂きます。

「現状回復」と「原状回復」違い

「現状回復」と「原状回復」の違いは言葉の意味から読み解くことが出来ます。

現状回復

現状(げんじょう)とは、現在の状態、ありさまを意味する言葉。
現在の状態のまま返却することを許可するといった意味合いになります。
使用後の状態を明け渡されても次の借り手が付かないですし、撤去費用が掛かってしまうのでオーナーにとっては負担ばかりです。これでは意味不明ですよね。

原状回復

原状(げんじょう)とは、初めにあった状態。もとのままの形態を意味する言葉。
貸倉庫における現状回復は、貸し出した元の状態に戻して下さいという意味になります。

二つを見比べて分かる通り「原状回復」「原状復帰」は、貸倉庫を借りたときの状態に戻すわけですから、現在の状態に戻すという「現状」ではなく、当初の状態に戻す「原状」を使うのが正しいということです。

借りるときも返す時に注意

賃貸でも貸倉庫でも最も揉めるのは、解約時です。
契約のときより、解約のときのほうがトラブルが多く、冒頭でも紹介した通り、貸倉庫を契約する際の契約書の中に必ず原状回復のことがあります。

倉庫だと物流倉庫に使うことが主流だと思いますので物流倉庫を例に幾つか注意点を紹介すると、貸倉庫を長年利用していると、どうしても壁にへこみが出来たり、シャッターも同様にへこみがあったり、モノが落下して床が凸凹になったりとした賃貸でいうところの生活傷のようなものが出来てしまいます。

これらについて契約時に「原状回復」のことを細部まで決めておかないと、退去時に高額な原状回復費を請求されてトラブルになることがあります。
契約の際にはくれぐれも、原状回復のことをしっかり説明して頂き、納得してから契約をして下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、「現状回復」と「原状回復」違いについて紹介させて頂きました。

不動産というのは契約が成果なので、契約を強く促すように話しを進めていきます。
契約時にしっかりと「原状回復」のことを把握しておかないと退去時に手痛い目に合います。

契約を進めたいのは不動産屋の都合なので、無視して納得いくまで「原状回復」のことを細部まで確認されてから契約して下さい。

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