貸倉庫は窓が必要?不要?無窓階の定義

2020.09.02

倉庫を建てる際に、窓の取り付けの有無に疑問を抱く方は非常に鋭い感を持たれてる方だといっても過言ではないでしょう。
居住スペースには当たり前についている窓ですが、倉庫は居住スペースではないので不要なものは取り付けない方が破損などの恐れが無くて有効といえます。
しかし、法律では倉庫に窓を取り付ける必要はあるのでしょうか。

今回は、貸倉庫における無窓階の定義について紹介させて頂きます。

無窓階とは?

無窓階(むそうかい)とは、読んで字のごとく窓が無い階層というわけではありません。
これだけでは語弊があり、無窓階とは、火災などの際に避難または消防隊の活動の妨げになる階層のことを指します。

消防法における無窓階は、建築物の地上階のうち、避難上又は消火活動上有効な開口部を有しない階とされており、換気のための無窓とは違い仮に建物で火災が発生した場合、消防活動する者が中へ進入するための開口があるか無いかのことです。

無窓階と判定されると消防設備の多くは厳しい設置基準になるため、意図的に無窓階にするメリットは無いといっても過言ではないでしょう。

無窓階の防火設備

無窓階と判断された場合、火災報知ではなく値段の高い煙感知器の設置を義務付けられます。
無窓階で家事を出来るだけ早めに防ぐには、火が上がったのを感知する火災報知器では遅く、火が出て煙が上がったら即警報を鳴らす煙感知器が火災の早期発見につながるのです。

煙感知器は火災の早期検知にたいへんに有効な感知器であり、感知面積は熱感知器よりも大きいという特徴があるので無窓階で使用されます。

また、倉庫の広さによっても異なりますが、無窓階の場合50㎡につき消火器を設置しなければいけない、屋内消火栓設備、動力消火ポンプ設備、スプリンクラー設備、排煙設備などいろいろな設備の設置を義務づけられます。

無窓階は、当然避難がむずかしいので設置義務も厳しいものになってしまうのです。
倉庫内で、仕分け・梱包等を継続的に行なう予定がある場合は、居室になり居室であれば採光・換気・排煙は必要になるので扉を増やしたり、窓を付けることがこれらの解決とは言い切れませんが無窓階の作りにする際はしっかりと施工会社と綿密な打ち合わせをされて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、貸倉庫における無窓階の定義について紹介させて頂きました。

窓の必要、不要というのは消防設備を安く計画する際のポイントになってきます。
また倉庫として使う分には倉庫の広さによっても変動しますが、無窓階は可能です。

建築基準法では、居室として使う部屋には最低限必要な採光面積を定めています。
これは人が住むという前提なので倉庫は人が住むことは禁止されているので無窓階が許されます。
紹介した内容は、倉庫の作り(木造、RC造など)や、倉庫の規模、使用用途、自治体によっても異なるので詳しくは施工業者に尋ねたり、住まいの自治体に確認を取られてみて下さい。

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